道場長挨拶


はじめに

本年5月で我が道場は、創設から34年を迎えました。来年は35周年で5年毎の節目の年になります。道場では外部の会場を借りて記念演武会を予定しております。関係各位のご協力、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて今年の6月3日には平成30年度前期演武会及び体験講習会を行いました。年2回の演武会開催が功を奏し、会員諸氏のレベルの向上が見て取れ、とても有り難いことです。合氣道にとって演武が特別に重要ということはありません。しかし演武を行うことはある意味、如何に自分に普段稽古している技が身についているかを判断する指標となります。不得手の技が判リ、より正確な技に近づける、技を掛ける上での相手との間合い、連続した技の流れを身に付ける、平常心の維持が身に付く等、幾多のメリットがあります。是非積極的に演武会に参加し、演武を行って下さい。

 

修行の心得

合氣道と一言で言っても開祖植芝盛平翁亡き後、腕力に任せたもの、格闘術を取り入れたもの、様々なスタイルの合氣道が存在しています。形はそれぞれ異なりますが元は一つ、合氣道開祖植芝盛平翁の教えであります。合氣道の教えの解釈はとても幅広く、広義なものから狭義のものまであり、修行する本人の捉え方取り組み方によって、崇高にもなり、極めて限られた小さなものにもなります。折角稽古をするのですから、より高みをめざし、自己完成の一助とする方がより良いものになると考えています。

またこのように合気道の元は同じなのですから、わが道場では万生館合氣道以外の道場の方も気軽に稽古に参加していただけます。

 

万生館独自の『呼吸力』

幸いにも万生館合氣道館長 砂泊諴秀先生は、開祖植芝盛平翁の教えを私たち弟子に繰り返し徹底的にご指導して下さいました。そのおかげでその植芝盛平翁の教えは、私達の心の中で大きな存在となっています。また開祖植芝盛平翁の合氣道の心を求めた結晶である『呼吸力』という宝ものがあります。この『呼吸力』は、合氣とは愛なり、戦わず相手と一体になることを実現する一つの方法であります。微力ながら多くの方々に、この『呼吸力』を伝えていくことが私の自己の使命であると思っております。

 

地域との連携

また私事で恐縮ではございますが、これまでは会社員として働く傍ら稽古を行なっておりました。そのため稽古の時間が制限されていましたが、一昨年で会社人生を終え、稽古の時間を拡大しております。また稽古以外の時間帯でも、この道場が地域の方々との結びの場となれれば幸いとも考えており、新たな催し物も企画していきたいと考えています。是非近隣の皆様方のお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

平成三十年六月吉日
万生館合氣道横浜道場長 宇野司