道場長挨拶


本年5月で我が道場は、道場創設から33年を迎えました。

先日6月4日に今年の前期演武会を行いましたが、年2回の演武会開催も定着し、会員の稽古への熱意が高まっていることは大変ありがたいことです。また少しずつですが海外の道場との交流も生まれています。2年後の東京オリンピックの時期には、海外からの来訪者の稽古の参加にも対応できるよう、会員の皆様と共に切磋琢磨し合い、心身の向上に努めていきます。

合気道と一言で言っても開祖植芝盛平翁亡き後、体力に任せたもの、格闘術を取り入れたものなど、様々なスタイルの合気道が存在しています。形はそれぞれ異なりますが元は一つ、合気道開祖植芝盛平翁の教えであります。合気道の教えの解釈はとても幅広く、広義なものから狭義のものまであり、修行する本人の捉え方取り組み方によって、崇高にもなり、極めて限られた小さなものにもなります。折角稽古をするのですから、より高みをめざし、自己完成の一助とする方がより良いものと考えています。

またこのように合気道の元は同じなのですから、わが道場では万生館以外の道場の方も気軽に稽古に参加していただけます。

幸いにも万生館合気道館長 砂泊諴秀先生は、開祖植芝盛平翁の教えを私たち弟子に繰り返し徹底的にご指導してくださいました。そのおかげでその植芝盛平翁の教えは、私達の心の中で大きな存在となっています。また開祖植芝盛平翁の合気道の心を求めた結晶である『呼吸力』という宝ものがあります。この『呼吸力』は、合気とは愛なり、戦わず相手と一体になることを実現する一つの方法であります。微力ながら多くの方々に、この『呼吸力』を伝えていくことが私の自己の使命であると思っております。

また私事で恐縮ではございますが、これまでは会社員として働く傍ら稽古を行なっておりました。そのため稽古の時間が制限されていましたが、昨年で会社人生を終えましたので、稽古の時間を拡大していきます。また、稽古以外の時間帯でも、この道場が地域の方々との結びの場となれれば良いとも考えており、新たな催しも企画していきたいと思っています。ぜひ近隣の皆様方のお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成二十九年六月吉日
万生館合氣道横浜道場長 宇野司