道場長挨拶


 

万生館合氣道横浜道場は、この5月で創設から37年を迎えました。
一昨年の、2019年9月には、35周年の節目にあたる記念演武大会を行いました。演武会を終え、会員各位の士気が高まり、稽古に一段と活気が出ていたところでしたが、意に反して翌年早春から新型コロナウイルスの感染が拡散し、世界的な大災難になっています。
いろは歌の一節に、『色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 』とありますように、今がそのまま続くと思ってもそれは叶いません。これも修行と思い、苦難を乗り切りましよう。
合気道の稽古をしている私達には、開祖植芝盛平翁が遺された合気道の精神があります。合気とは愛なり、愛とは自己愛ではなく、万有愛護の大精神。全てのものを愛して護ることです。
昨年4月に、第一回目の緊急事態宣言が発せられた時には、通常稽古を自粛しましたが、その解除後は、感染防止策を厳守しながら通常懐古を続けています。幸いにして、これまで、感染者は出ておりません。
昨今は、新型コロナウイルスの変異株の発生が危惧されていますが、感染防止策を厳守し、稽古で身体を動かす事が、体力の維持、免疫力の向上に繋がると思い、稽古を続けおります。
コロナ渦中につき、稽古後のコミニケーションは、しばらくお預けせざるを得ません。ワクチンの効果を期待しつつ、今しばらく、コロナウイルスとの共存が続きそうです。
このホームページをご覧になっておられる皆さまと共に、自粛をしつつ、この大災難の先には、輝かしい未来が来ると願いながら、それぞれのお立場で、今のご自分の為すべきことを、一歩一歩進めましょう。
ある情報によると、宇宙発生からの歴史軸を一年と仮定すれば、ウイルスの発生は初期の頃で、人類の誕生が12月27日頃にあたるとの事であり、途轍もなくウイルス発生は早く、これまで、幾度となくウイルスの脅威に晒されているようです。その中でも、約100年前のスペイン風邪に依るパンデミックでは、収束まで約3年程掛かったようです。科学技術の進歩が進んできたと言っても、即座に収束できないのは情けないと思いますが、人間は自然界の下では、西遊記の孫悟空のようにお釈迦の掌の中で喘いでいるのかもしれないと、連想する所です。

修行の心得
合氣道と一言で言っても開祖植芝盛平翁亡き後、腕力に任せたもの、格闘術を取り入れたもの、様々なスタイルの合氣道が存在しています。形はそれぞれ異なりますが元は一つ、合氣道開祖植芝盛平翁の教えであります。合氣道の教えの解釈はとても幅広く、広義なものから狭義のものまであり、修行する本人の捉え方取り組み方によって、崇高にもなり、極めて限られた小さなものにもなります。折角稽古をするのですから、より高みをめざし、自己完成の一助とする方がより良いものになると考えています。
またこのように合気道の元は同じなのですから、わが道場では万生館合氣道以外の道場の方も気軽に稽古に参加していただけます。

万生館独自の『呼吸力』
幸いにも万生館合氣道館長 砂泊諴秀先生は、開祖植芝盛平翁の教えを私たち弟子に繰り返し徹底的にご指導して下さいました。そのおかげでその植芝盛平翁の教えは、私達の心の中で大きな存在となっています。また開祖植芝盛平翁の合氣道の心を求めた結晶である『呼吸力』という宝ものがあります。この『呼吸力』は、合氣とは愛なり、戦わず相手と一体になることを実現する一つの方法であります。微力ながら多くの方々に、この『呼吸力』を伝えていくことが私の自己の使命であると思っております。

地域との連携
稽古以外の時間帯でも、この道場が地域の方々との結びの場となれれば幸いとも考えており、新たな催し物も企画していきたいと考えています。是非近隣の皆様方のお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和二年五月吉日
万生館合氣道横浜道場長 宇野司