万生館合気道で行っている礼拝と礼について説明します。
礼拝は稽古の始めと終わりに神棚に向かって行います。
まず正座し神棚に向かって小さくお辞儀します。
この時左手で右手を包むように握ります。
そして静かに両手を合わせて、
神棚に向かってお辞儀をします。
お辞儀をしているとき、手のひらは上に向けます。
両手を合わせてお辞儀を2回繰り返した後、顔の前で2回拍手します。
そして再度お辞儀をします。
以上が礼拝です。
稽古の始めには合気道の精神の朗読と亡くなられた開祖と万生館館長の写真にもお辞儀をします。
次に礼について説明します。
礼には座って行うものと立って行うものが有り、教えて頂く指導者や稽古を行う相手に向かって行います。
座って行う礼はまず正座をします。
正座の状態は膝の力を抜き、踵の上に尻を乗せ、
やや股を開き、背筋を伸ばし(ややお腹を前に出し)、
肩と肘の力を抜き、手の平を腿の付け根あたりに乗せ、
視線は相手の眉間あたりを見ます。
そして背筋を伸ばしたまま、腰を曲げ、両手を畳につけてお辞儀をします。
手のひらを畳につけて顔は畳に触れません。
立って行う礼は、まず背筋を伸ばしてまっすぐ立ちます。
踵は揃えて、つま先は少し開き、手は体の横、指先は伸ばします。
そして背筋を伸ばしたまま腰を曲げ相手にお辞儀をします。
道場に入るときと出るときは正座し、神棚に向かって礼をします。
